H26 司法書士試験 午前 問題 26 第2問 問題

詐欺罪の成否に関する次の記述は、判例の趣旨に照らし正しいですか。

Aは、不正に入手したB名義のクレジットカードを使用し、当該クレジットカードの加盟店であるC店の店主Dに対し、B本人になりすまして商品の購入を申し込み、その引渡しを受けた。その後、C店は、クレジットカード会社から代金相当額の金員の支払を受けた。この場合、Aには、C店の店主Dに対する詐欺罪は成立しない。

(参考)刑法第246条第1項「人を欺いて財物を交付させた者は、10年以下の懲役に処する。」同条第2項「前項の方法により、財産上不法の利益を得、又は他人にこれを得させた者も、同項と同様とする。」

正答率:397/509(77%)