H26 司法書士試験 午前 問題 24 第1問 問題

刑法における共犯に関する次の記述は、判例の趣旨に照らし正しいですか。

Aは、知人Bとの間で、飲食店の店員に暴行を加えて現金を強奪することを計画し、Aが凶器を準備し、Bが実行役となって強盗をすることについて合意した。ところが、Bは、一人で実行するのが不安になり、Aに相談しないまま、Cに協力を持ち掛け、BとCとが一緒になって強盗をすることについて合意した。犯行当日、Bは、Cと二人で飲食店に押し入り、店員に暴行を加えて現金20万円を奪い取った。この場合、Aには、Cとの間でも強盗罪の共謀共同正犯が成立する。

(参考)刑法第65条第1項「犯人の身分によって構成すべき犯罪行為に加功したときは、身分のない者であっても、共犯とする。」同条第2項「身分によって特に刑の軽重があるときは、身分のない者には通常の刑を科する。」

正答率:491/590(83%)