H25 司法書士試験 午前 問題 2 第3問 問題

比例代表選挙により選出された国会議員に除名・離党による党籍の変動があった場合において、当該国会議員がその議員資格を喪失するかどうかについては、これを肯定する説(資格喪失説)と否定する説(資格保有説)がある。次の記述において「この説」とは、資格喪失説と資格保有説のどちらを指しますか。

「この説」に対しては、憲法第43条第1項の「全国民を代表する」の意味について、議員は、選挙区民が求める個々の具体的な指示に法的に拘束されることなく、自らの良心に基づいて自由に意見を表明し、表決を行う権利を有することを意味するとする考え方と整合しないとの批判がある。

(参考)憲法第43条第1項「両議院は、全国民を代表する選挙された議員でこれを組織する。」

正答率:1219/1732(70%)