H24 行政書士 問 29 法令 第2問 問題

甲土地を所有するAは、甲土地に隣接するB所有の乙土地を通行している。この場合に関する次の記述は、民法の規定および判例に照らし、妥当ですか。なお、囲繞地通行権とは、民法210条1項に規定されている「他の土地に囲まれて公道に通じていない土地」の通行権のことをいう。

甲土地と乙土地は元々一筆の土地であったが、分筆によって他の土地に囲まれて公道に通じていない甲土地が生じ、これによりAが乙土地に対する無償の囲繞地通行権を有するに至った場合において、その後に乙土地がCに売却されたとしても、Aは当然にCに対してこの通行権を主張することができる。

正答率:2148/2778(77%)