正解

「誤っている」が正解。宅地の相続税評価について、路線価が定められている地域の宅地は、路線価方式により評価し、路線価が定められていない地域の宅地は、倍率方式により評価します。

したがって、市街化調整区域内にある宅地も、路線価が定められていれば路線価方式により評価し、路線価が定められていなければ倍率方式で評価するため、問題文の「市街化調整区域内にある宅地は、原則として路線価方式により評価する。」は、間違いじゃないような気もしますが、試験実施機関発表の解答では、「誤っている」が正解だそうです。

ちなみに、財産評価基本通達では、「市街地的形態を形成する地域にある宅地」は、原則として路線価方式で評価し、「市街地的形態を形成する地域にある宅地」以外の宅地は、原則として倍率方式で評価すると規定されています。

財産評価基本通達によれば、市街化調整区域内にある宅地は、「市街地的形態を形成する地域にある宅地」以外の宅地であるから、原則として倍率方式により評価すると解釈できるため、「誤っている」が正解でも納得できないこともないです。